
一般医療機器
5ミリ単位の小刻みステップアップ
専用のジェル付き
レビュアー自己紹介

はじめまして、サイトの運営者のこばやしです。実は、性交痛の情報サイトを立ち上げた理由のひとつに、私自身のワギニスムスの経験にあります。経験者としての視点で商品をレビューしたいと思います。
挿入が怖い、性の経験がない、または浅い人、手術や出産の後遺症に悩む人、何十年ぶりに性生活を再開する人、すごく痛いセックスで怖くなってしまった人など、さまざまな理由で悩みを抱えている方がいるかと思います。
私自身も痛い経験をしたきっかけで、恐怖感が強くなり、力を抜くことに苦労しました。自分だけの時間と空間で練習して「大丈夫だ」と感じることが、本当に大切だと個人的に思います。 そこで今回は、シリコンダイレーターWRをレビューしたいと思います。
商品概要
このトレーニンググッズは、腟を優しく拡張するために設計されています。挿入に不安を感じる方や、緊張を和らげるために役立ちます。また、手術後のケアや膣の柔軟性を保つためにも使用できる製品です。
一般医療機器として認定されており、トレーニングやケアという使用頻度が高い目的に対応しているため、安全性の高い製品を選ぶことが重要だと感じます。
一般医療機器(クラスI)とは、不具合が生じた場合でも、人体へのリスクが極めて低いと考えられるものと認定される製品です。
- 極小サイズ: Sサイズは直径1cmで、国内で販売されているダイレーターの中で最小です。
- 多様なサイズ展開: 6サイズが揃っており、自分のペースでサイズを少しずつアップできます。
- 細かなサイズアップ: 0.5ミリ単位でのサイズアップが可能なので、無理なく練習でき、心の負担も軽くなります。
シリコンダイレーターWRの感想
スティック各種の感想
スティックの手触り
スティックの表面は非常に滑らかで、触れてもヒンヤリ感がないため、リラックスして使用することができて、非常に使いやすかったです。
Sサイズ(イエロー)
もし「入るのが怖いな…」と思っている人も、この細さなら大丈夫かもって感じれそうな、私の小指と同じくらいの直径です。使用感としては、小さい方はタンポンよりも楽に感じ、挿入もスムーズにできました。大きい方の感覚は、タンポンを使った時と同じような感覚で、無理なく使うことができました。
Mサイズ(ブルー)
このサイズになると、一般的なラブグッズと同じくらいの太さになります。少し細身で丸みを帯びた先端がとても使いやすかったです。ここまでくると、挿入タイプのラブグッズにも挑戦できるかもという自信が湧いてきました。表面の滑らかさにも助けられ、使い心地がとても良かったです。
Lサイズ(パープル)
片側の小さい方は、婦人科の超音波エコーと同じくらいのサイズだそうです。このサイズに達すると、婦人科での受診時に感じる不安感も和らぐのではないかと思いました。実際に自分で持つとずっしり大きく感じました。パートナーと一緒に使用することで、力を抜いてスムーズに使うことができました。先端が太めで、実際の性行為に近い形状であり、非常にリアルな感覚を得られました。
付属品のポーチ
初めてLサイズのスティックを見たときに、そのサイズに少し驚きました。正直、見えないところに早くしまいたいと思いましたが、付属のポーチで簡単にしまうことができ、安心感がありました。スティックが目に触れることなく収納できるので、とても便利でした。
付属のヴィスコジェル
粘度はあるのに、長い糸引きがなく、べたつきも少ないので、外陰部についてもティッシュでサッと拭き取れました。スティックの表面とも相性がよく、逆さにしてもすぐにこぼれ落ちませんでした。こぼれないから、少量を先端につけて伸ばすだけで済み、大量に使って体内に残留する心配もないですね。流水でさっと洗い流せました。

シリコンダイレーターWR
9,680 円(税込)

ラブグッズ代用でもOK?
個人的には、細めのラブグッズが市販されているため、代用として使うこともできるかもしれません。ただ、6種類のサイズに対応するグッズを見つけるのは難しい上、コストもかかります。そう考えると、この6サイズセットは非常にお得で、トレーニングを行うためには最適な製品だと感じました。さらに、一般医療機器として認定されている点も安心して使える理由のひとつです。
使用アドバイス
ふあんふりーの記事で婦人科医の村田先生がおっしゃるように無理せずに行うことが大切だと思います。力を抜く練習とも言えるので、入浴後のリラックスしたタイミングなどがおすすめです。また、痛みや違和感を感じたら、早めに医師に相談をおすすめします。
まとめ
- 一般医療機器なので一定の基準を満たされている安心感がある
- タンポンに近いサイズから徐々に伸ばす感じで気楽にできた
- サイズアップするごとに、ラブグッズの使用や婦人科検診など、できることが増える
- 一番太いサイズは実践に近く、確実にゴールまで導く設計が感じられた
- ジェルやポーチも必需品なので、セットに入っていてよかった
練習に不安な方は、医師の受診をおすすめします。また、ダイレーターの基本的な使い方については、丹羽咲江先生が解説する以下の別記事がありますので、ぜひ参考にしてみてください。
あくまで個人の感想であり効果・効能を示すものではありません。