【ふあんよ飛んでいけ~ Vol.2】私を支えてくれた考え方「性の健康」

【ふあんよ飛んでいけ~ Vol.2】私を支えてくれた考え方「性の健康」

ふあんふりーのサイトを開設し、早半年が過ぎました。ふあんふりーが性交時の痛みで悩む皆さんのお役に立ち、少しでも解決につながっているといいなと思いながら、毎月3回、5のつく日に新しい企画を混ぜながらコラムなどの記事を発信し、アクティブなサイトを維持しています。また、健康に関する情報は日々進化しています。古くなった情報もきちんとアップデートしていけるよう心がけます。

性の健康は大事な概念

開設から6回に渡ってお伝えしてきた「性の健康の対談シリーズ」が2021年1月に最終回を迎え全てアップしました。ふあんふりーで度々登場する「性の健康」は、世界保健機関(WHO)の健康の定義に則った、健康の概念のひとつです。WHOやUNESCOなどの国連機関が共同して作成した、世界の目指すべき性教育のスタンダードとされる「包括的セクシュアリティ教育」も、それを基にしてカリキュラムが作られています。

なぜ、ふあんふりーは性の健康にこだわるのか?

それは、性の悩みは健康問題で、誰もが解決し健やかな生活を送る権利があると、私に気づかせてくれたからです。私は、かつて性交痛を持っていることを後ろめたく思い、苦しみ、自分を責めてきました。性交痛=健康を害していることと理解できてから、胸のつかえがすっととれ、これは同じように悩んでいる方たちや関わる人たちに知ってもらわなくてはと思ったのです。

対談シリーズ最初のVol.1では、早乙女医師が明確に、セクシュアルヘルス&ライツ(性の健康と権利)から考えると「痛いセックスはあり得ない」と言及しています。望まない痛みを伴う性的な行為は問題であると、概念に精通している婦人科医が明示することで、どれだけの人が救われることかと原稿が上がってきて読んだときは涙が込み上げてきました。

Vol.2では、性反応の登場です。性交痛は、女性側だけが原因ではありません。若年層の性交痛の原因のひとつに、セックスの仕方が挙げられます。好きな人と触れ合い、つながりたいと強く願う年代ですが、いざ挿入になると痛い。ひどいときは翌日までお腹が痛む。「触れ合いたい」と「痛い」の板挟みになんて悲しいですよね。体のしくみである性反応を知ることで、避けられる痛みがあることは大きな救いです。この手の性交痛は、知識があれば限りなくゼロにできるのではないかと気づかせてくれた回です。

Vol.3ではセクシュアリティについて、性=生殖と捉えがちだけど、「性」にはどんな要素があるかを中心に伝えられています。ネットに溢れる性に関する情報に惑わされたり、性の古い価値観にとらわれてしまうと、相手のためにセックスする、痛いの我慢するとなってしまい、自分がどうしたいかを失いがちです。ここで、自分がどうありたいかを問うことを教えてくれているのです。

性の健康は身近で大切なもの

一見難しく感じる、性の健康の世界ですが、扉を開けてみるといかがですか?私たちにとって身近で大切な概念ですよね。婦人科系の痛み、代表的には生理痛や出産の痛みなどは、耐えて当たり前のような認識が長年社会的に蔓延し、多くの女性が苦しんできました。出産時の痛みは、母になるから我慢できるのが当たり前、生理痛で学校や会社を休むのは、根性が足りない。決して甘えで痛いわけではないのに、そう解釈されてしまうものに性交痛も含まれています。性の健康の概念があると、こういう根拠のない古い価値観や文化に振り回されず、自分を大切にして、健康を維持することに専念できると思うのです。

性の健康を大事にするサイト作りをこれからも

このシリーズは当事者にとっては、「私が悪いのではない、治したり/受け入れたりして健やかに生きる権利がある」と気付くことができ、医療者や性教育に携わる人にとっては、今までの痛みの見方にこの概念をプラスアルファできる存在であって欲しいと願い、いつでも読めるようにまとめて掲載しています。

性交痛に特化したサイトでありますが、「痛み」は人生を左右するかもしれないと認識し、そこから脱却できるお手伝いができたら、まさに多くの人の不安がフリーになると信じています。まじめな話になってしまいましたが、皆さんが笑顔で楽しい人生を過ごせることを想像しながら、邁進してまいります。

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