こころ

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この記事のポイント

  • 「セックスが好きになれない」「セックスが嫌い」と思うことは、決しておかしなことではない。
  • パートナーへの不安、成育環境、予期不安(痛みや恐怖のトラウマ)などなど原因はいくつか考えられる。
  • セックスカウンセラーと共に、こころの探求をしてみるという方法がある。

仲良しのパートナーとのセックスに抵抗を感じる人もいる

セックスはパートナーとの大切なコミュニケーションのひとつです。

でも、こころと身体は互いに影響を及ぼし合っているもの。ですから、相手に対して不安やためらい、不信感などがあると、身体もパートナーを受け入れられなくなってしまいます。また、パートナーとの仲は問題ないのに、なぜかセックスすることに抵抗を感じてしまう人もいます。

セックスに消極的になる自分を受け入れていい

パートナーともっと親密になりたいのに、こころがセックスに対して後ろ向きになってしまう……。
これは決して珍しいことではありません。
「セックスが好きになれない」「セックスが嫌い」「セックスがなければもっとラクになるのに」
まずは、そう思ってしまう自分を受け入れてあげてください。そしてその次に、セックスに消極的になる原因を考えてみましょう。

セックスに消極的になる原因

以下にあげた原因にあてはまるものはないでしょうか?

①予期不安

予期不安とは、「以前失敗したから今回もうまくいかないかも」「先日とても痛かったから、また痛いかも」と緊張することが再度の失敗につながり、その失敗の繰り返しが不安をさらに強化していくという悪循環を指しています。過去のセックスで痛みや恐怖を経験した場合によく起こります。

②親の価値観の内面化

性は、生育歴が大きく影響しています。
初潮や体の変化に対して母親に否定的な言動をされたり、交際を禁止されたりしてきたために、恋愛やセックスに後ろめたさや罪悪感を抱いてしまうことがあります。
幼少期から自分の中に取り入れてきた親の価値観を切り離すことができず、セックスをこころから楽しむことができなくなるのです。

③パートナーとの関係性

セックスは自分のすべてをパートナーに委ね、無防備に愛し合う行為です。相手への不信感があると、こころからリラックスすることができません。
「家事育児の役割分担に不公平感がある」「金銭感覚が合わない」「言葉で傷つけられたことがひっかかっている」など日常生活での不満があると、セックスの場面でも集中できず、頭が興奮していないことが痛みにもつながってしまいます。
この場合は2人の関係性を見つめ直すことから始めることになります。

④性欲の相性

一般には男性の方が性の衝動が強い傾向にあり、特に若い頃は女性が受けとめきれない場合があります。セックスに強い嫌悪感がある状態を「性嫌悪症」と呼びますが、そこまでいかないとしても、「仕方なく受け入れているが、しないで済むならそれに越したことはない」と義務感でしている女性も多くいます。
生まれつき性欲が強い、弱いというのは確かにあると思います。その相性が合わない場合、どちらかが我慢するのではなく、話し合って折り合いをつけていくことが大切です。

⑤マンネリ

付き合いの長いカップルの場合、飽きがくるのは避けられません。
新鮮味や好奇心がなくなってしまうことで、自然にセックスレスになっていくこともあります。
お互いが納得しているのならそれが悪いわけではないのですが、スキンシップを大事にしているカップルは生涯にわたり強固なパートナーシップを保てると思います。

我慢するセックスから解放されるためにカウンセラーに相談する

セックスは我慢して行うものではありません。
する自由もしない自由もあります。
でも「パートナーが好きだから一緒にいたい」「そのためにセックスへの苦手意識をなくしたい」、そう思っているのだとしたら。
なぜセックスをしたくないのか、それはどのような状況ならば変わりそうか……カウンセラーと一緒にこころの探求をしてみてはいかがでしょうか。
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自分の性の在り方から離れて生きられる人はいません。性の在り方はその人を形作るもののひとつです。生まれつき持っているもの、生まれてからこれまでに経験してきたもの、身に着けてきたもの。そういうひとつひとつが今のあなたを形作って、唯一無二の大事な存在であるあなたがここにいます。だからこそ、自分は何が好きか、何が嫌か、誰とどう生きていきたいのか、その人とどういうセックスをしたいのか、自分の本心を確かめてみてください。他者とのコミュニケーションは、自分のことをどれだけ分かっているかによって豊かさが変わります。セックスも大事なコミュニケーションであり、パートナーとのセックスの前に自分の本心が分かっているといいと思います。