性行為で奥が痛い、バックの時に痛む原因と対処法

みなさんから投稿してもらったお悩みに答える大好評の人気シリーズ第1弾、「お悩みに答えます!Vol.1」をお送ります。

皆さんの痛みと症状が似ていれば、回答を参考にしてみてください。また、一度も婦人科で検査を受けてない方は、何よりもまず受診してみて下さい。

FuanFreeに投稿された痛みの場所の割合を円グラフにしてみました。「奥の痛み」、「入り口付近の痛み」で悩む方が多いことがわかります。ふあんふりーの体位担当であり、本業では5,000組のカップルにカウンセリングやセックスの指導を行う体位の専門家、OliviAさんに対処法を聞きました。

回答者の紹介

OliviAさん ラブライフアドバイザ
2007年より性に関する総合アドバイザーとして本格的に活動開始。
著書「セックスが本当に気持ち良くなるLOVEもみ」日本文芸社ほか
多方面で「女性のセクシュアルウェルネス」「コミュニケーションを重視した性生活」の提案を行っている。

今日のご相談

相談者Aさん

最近、バックの時や奥まで当てられる時に痛みを感じるようになりました。以前病院で診てもらった際には腟内に問題はないとのことでしたが、最近そのような痛みを感じることが多く不安です。自分が性行為に慣れていないことが原因なのか、病気などが原因なのか分かりません。慣れれば痛みはなくなるものなのでしょうか?(20代女性)

相談者Bさん

性行為時に、奥の方が痛みます。女性にはみんなあるのか、それとも一度産婦人科を受診するべきなのかわかりません。(20代女性)

お答え

奥が気持ちいいってホント?

「奥が痛む」、「バックの時に痛む」という質問を複数頂いています。
奥が痛む背景には、男性が「女性は奥が気持ちいい」という誤った情報を信じ、頑張って奥まで挿入してしまうこともあるようです。また、挿入のタイミングが早すぎると女性側の性器の準備ができていないこともあります。体の性反応を正しく理解することが大切です。男性パートナーの皆さんへを参考にしてみてください。

「痛い」は、病気を教えてくれる大事なサインのこともあります。婦人科の診察を受けたことがない方は、一度受診をして子宮筋腫や子宮内膜症などの婦人科系疾患がないか診てもらうことをおすすめします。婦人科の診察で問題がなければ、奥は「気持ち良くない」「痛い」と明確にパートナーに伝え、「浅く挿入できる体位」の記事を参考に体位の工夫をしてみてください。

では、バックの時の痛みについて、体位の専門家であるOliviAさんにお答えを聞いてみましょう。

OliviA

女性側の性器の構造に問題がないのにバックや奥まで深く入る体位で痛みが出る場合には、①男性のピストン運動が激しい、②挿入時間が長い、といった原因が考えられます。

①男性のピストン運動が激しい場合

OliviA

ピストン運動が激しい男性は、そのほうが女性も気持ちいいと勘違いしていることがあります。「あまり激しくされると、その時は気持ちいいんだけど、後からお腹が痛くなっちゃうの」「私はじっと繋がっているだけでも十分気持ちいいから、途中で動かない休憩時間を作って欲しい」など、細かくリクエストを伝えるとパートナーも工夫がしやすくなります。

痛いときは、痛い場所を明確に伝えると、パートナーも改善しやすいですね。

②挿入時間が長い場合

OliviA

挿入時間を短縮する工夫が有効です。前戯の段階で射精に至る直前まで愛撫を行い、挿入に導きます。女性が射精の橋渡し役になるので、ブリッジ法と言います。また、こうした工夫に関わらず痛みを感じやすい体位があるならば、パートナーに伝え避けるようにしてください。

今回のまとめ

  • ピストン運動が激しい男性は、そのほうが女性も気持ちいいと勘違いしていることがある
  • パートナーへ改善を促すときは、細かくリクエストすると伝わりやすい
  • 前戯の段階で射精に至る直前まで愛撫を行い、挿入時間を短くする

今回は複数似た相談が寄せられた、「奥が痛む」、「バックの時に痛む」というお悩みについて、OliviAさんにお聞きしました。投稿者さん、貴重なご質問ありがとうございました。

この記事が、相談を寄せていただいた方や、似た症状に悩む方の参考になれば嬉しいです。

お悩みの相談はこちらからどうぞ。

ご注意点

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ふあんふりー編集部
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